昔の富士ヒル追い込み論を、今の方針で読み直す
旧ブログに残っていた「無理出来ない人が追い込んでいる様な気がしました」という文章。今読むと、かなり今の自分に刺さる。
昔の記事は、思ったより今の方針に近かった
旧ブログには「富士ヒル追い込みの文章を見て思うこと。無理出来ない人が追い込んでいる様な気がしました」という記事が残っていました。 タイトルが長い。長いけれど、言いたいことはかなりはっきりしている。
たぶん当時の私は、富士ヒルへ向けて頑張る人たちを見ながら、少し引っかかっていたのだと思います。 強くなりたい。タイムを出したい。ゴールドを狙いたい。 でも、そのために毎回ギリギリまで追い込み、生活も気分も削っていくのは本当に正解なのか。
今の私も、結局そこに戻ってきています。 富士ヒルゴールドは一応狙う。 ただし、楽しく走れる状態を壊してまで追い続けるつもりはない。 出るかどうかすら、モチベーション次第でいい。 このゆるさ、競技ブログとしてはかなり危うい。でも、人間としてはたぶん健全です。
追い込めば強くなる、は半分正しい
もちろん、強くなるには負荷が必要です。 ローラーで20分走をする。太平で一定走をする。VO2刺激を入れる。 そういう苦しい練習を一切やらずに、富士ヒルのゴールドリングだけ欲しいというのは、さすがに都合がよすぎます。
ただ、「追い込めば強くなる」は半分だけ正しい。 もう半分は、回復できるか、続けられるか、嫌にならないかです。 練習で強くなる前に、自転車が嫌いになったら終わり。 脚より先に気持ちがDNFする。これは本当に怖い。
昔の記事の私は、そこをなんとなく分かっていたのかもしれません。 追い込んでいる人を否定したいのではなく、「その追い込み、本当にあなたに合っていますか」と言いたかったのだと思います。 そして今の私には、その言葉がそのまま返ってくる。
今の私はどうするか
今の基本方針は、強度日を週3回程度までに抑えることです。 太平ライドを2回やるとしても、両方ガチにはしない。 1回は強め。もう1回は一定走やテンポ寄り。 MTBや軽めライドも、完全レストではなく全身負荷として扱う。
これは甘やかしではなく、1年続けるための設計です。 1週間だけなら、気合いでどうにかなる。 でも富士ヒルまで約1年ある。 毎週ずっと「今週が勝負」みたいな顔をしていたら、たぶん冬のどこかで飽きます。
だから、追い込みは使う。 でも、追い込みを主食にはしない。 主食は楽しく走ること。追い込みはスパイス。 ただしスパイスを入れすぎると、料理ではなく罰ゲームになります。
昔の自分への返事
昔の自分へ。 その違和感は、わりと正しかったと思う。 無理できる人が追い込むのと、無理できない人が真似して追い込むのは違う。 そして今の私は、明らかに後者になりやすい。
だから今回は、ゴールドを狙うと言いながら、逃げ道も残します。 モチベーションが落ちたら出ない選択も普通にあり。 これは弱気ではなく、趣味を長く続けるための保険です。 いや、弱気も少しある。人間なので。
その代わり、やる時はちゃんとやる。 20分走、Sweet Spot、太平の一定走、食事実験、体重の傾向確認。 追い込み一辺倒ではなく、続けられる形で強くなる。 昔の記事を読み返して、ようやく今の方針に名前がついた気がします。
今に活かすこと
この旧記事から拾うべきことは、「頑張らない」ではありません。 「頑張り方を選ぶ」です。
富士ヒルに向けて必要な日は踏む。 でも、踏まない日もちゃんと作る。 楽しいライドを罪悪感で潰さない。 体が元気なのに脚に力が入らないなら、練習不足だけでなく食事や回復も疑う。
これが、今の私にとっての追い込み論です。 追い込みはする。 でも、追い込みに支配されない。 AIとも喧嘩する。 でも、たまには言うことを聞く。
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