Tarmac SL6を今読み直す。Aethos2で富士ヒルへ行く前に
2019年の富士ヒルはTarmac SL6。今使う予定はAethos2。機材で夢を見る前に、昔の自分を一度取り調べる。
旧ブログのTarmac SL6は、かなりご機嫌だった
旧ブログには「久々のターマック。SL6は2017年のフレームだけど軽い、よく登る」という記事が残っていました。 タイトルからもう機材愛が漏れています。 こういう時の人間はだいたい冷静ではありません。
2019年の富士ヒルはTarmac SL6で走っています。 記録は1時間8分1秒。 平均パワーは286W。 当時の体重は不明ですが、バイク重量はおそらく約7.1kg。
この数字だけ見ると、今の自分はすぐ都合のいいことを考え始めます。 「Aethos2なら軽いし、機材面では有利では?」 「じゃあ当時より少し弱くても、なんとかなるのでは?」 はい、出ました。機材に夢を託す人間の顔です。
Aethos2は有利。でも万能薬ではない
Aethos2で富士ヒルに出るなら、機材面では2019年より有利になる可能性があります。 軽いバイクは登りで気持ちいい。 これは理屈以前に、乗っていて嬉しい。
ただし、軽いバイクが勝手に1時間5分を切ってくれるわけではありません。 バイクは持ち主の代わりに苦しんではくれない。 最後に踏むのは脚です。 そして今の脚は、昔の脚とは別人です。
ここを間違えると危ない。 「機材は有利」と「だから練習を雑にしていい」は別の話です。 Aethos2は背中を押してくれるかもしれない。 でも、背中を押される本人が坂の途中で座り込んだら終わりです。
2019年の数字をどう見るか
2019年の1時間8分1秒、平均286Wという数字は、かなり大事な基準です。 ただ、この数字をそのまま今の自分に貼り付けるのは危険です。 体重、練習量、生活、回復力、機材、パワーメーター環境。 全部が少しずつ違います。
現在はAethos2が両側パワーメーター、RNC7は片側パワーメーター。 ローラーは基本RNC7基準です。 つまり、ワットの比較も完全には一致しない。 ここで「昔は286W出ていたから」と雑に考えると、AIに静かに眉をひそめられます。
今見るべきなのは、昔の数値そのものよりも、そこに至るまでの状態です。 どのくらい走っていたのか。 どのくらい登っていたのか。 補給は足りていたのか。 楽しく乗れていたのか。 その痕跡を旧ブログから拾う方が、ただの機材比較より役に立ちます。
機材記事は、性能だけでなく気分の記録でもある
旧ブログの機材記事を読むと、スペック以上に気分が残っています。 軽い。よく登る。かっこいい。久々に乗ったら楽しい。 そのあたりの文章は、比較としては雑です。 でも、ブログとしてはけっこう強い。
なぜなら、趣味は気分で続くからです。 正しい機材だけでは続かない。 乗りたいと思える機材、外に出たくなる機材、ローラー前に少しだけ気分が上がる機材。 そういうものは、数値にしにくいけれど確実に効きます。
だからAethos2を本番用に考えるのは、性能面だけではなく、気分面でも意味があります。 「今日はこいつで行く」と思えるバイクは強い。 ただし、気分が上がった結果、序盤から踏みすぎる可能性もあります。 機材が軽いと、人間の判断も軽くなる。ここは注意です。
今に活かすこと
Aethos2で富士ヒルに出るなら、機材面の不安はかなり小さい。 だからこそ、やるべきことは地味です。 ローラーの20分走、太平の一定走、食事と補給、体重の傾向確認。
機材で取れる差は取りにいく。 でも、機材で取れない差は練習で埋める。 そして練習で埋められない日は、休むか食べる。 これをAIに言われると少し腹が立ちますが、だいたい正しい。
旧ブログのTarmac SL6記事は、単なる懐古ではありません。 昔の自分が何にテンションを上げ、何を速さだと思っていたのかを知る材料です。 Aethos2で富士ヒルへ行く前に、そこを読み直しておく価値はあります。
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